東大和民商は、みんなで東大和民商を運営することをとても大切にしています。その一つ
として、毎年四月に、となり近所でつくり、日常的に助けあいをしている班の班総会を、五
月には、いくつかの班が地域ごとに集まってつくっている支部の総会を開いていますが、今
年も全班、全支部で班総会、支部総会が開かれ、六割の会員が参加しました。
総会では、近況や業界、地域の様子を交流し、一年間の商売、仕事、暮らしを守る共同の
取組みを話し合います。また、一年間班、支部の世話役、役員をしていた会員に感謝し、向
こう一年間の世話役や役員、会費の集金や商工新聞配達の輪番の順番、そして、六月の東大
和民商総会に班や支部を代表して参加する総会代議員を話し合います。
総会後は第二部として懇親会にうつり、おもいっきり親睦を深めました。どの総会でも、
商売、仕事が苦しくなっている様がだされ、健康のことが一番話題になりました。信頼し、
助け合う仲間が近所に大勢いる、これが安心と元気の源を感じる総会でした。
相手が専門家でも率直に問題点を指摘して、解決
Aさんに弁護士名で送られてきた封書。なかには、遺産分割協議書が入っていて、十分な
遺産が無いので、故人を看取った者に相続する書類です。署名、押印し、印鑑証明書をつけ
て、送り返して欲しい旨の手紙がついていました。
Aさんは、哀悼の意を表し、故人を看取った方に厚く御礼するとともに、基本的に提案に
賛成だが、遺産の全体を説明して欲しい旨を記した書面を返送しました。ところが、弁護士
からなかなか返事がありません。暫くして届いたのは遺産の抽象的な説明書でした。
何かおかしい、と感じたAさんは、全情報と全遺産の開示を求める書面を返送したところ
当初、十分な遺産が無いといって内容がまったく変わり、いくつもの遺産があることが解り
ました。Aさんは、当初の提案には基本的に賛成ですが、最初からすべての情報を開示して
欲しかったこと、当初の説明は弁護士規範に反することなどの想いを弁護士に伝えました。
後日、弁護士から、まったく新しい提案があり、Aさんはこれを了承しましたが、謝罪の
意をあらわす言葉はどこにも無く、残念です、と言っていました。
6月の経理応援会と税金相談会は10日から14日
東大和民商は重要な経営対策の一つに「経理力」と「税務力」を据えています。経理を
日常的に行うと商売(仕事)も、暮らしも良く見えてきますので、対策は立てやすく、問題
の対応も素早くできるようになります。また、日常的に行うことで書類の不足を減らし、
間違いも減らすことができます。
税務署、都税事務所、市役所等への届出や変更届出に詳しくなると慌てることは無くな
ります。資金繰りの事情で納税できないときは手続きをすれば督促状の発布を止められま
すし、延滞税を軽減することができ、ときには処分の停止なども活用することができます
また、万が一の税務調査のときでも、税務署員、都税事務所職員、市税務課員ができる
ことと、できないことを知っていれば慌てることはありません。税務に強くなると安心が
大きく広がります。
毎月一週間の東大和民商経理応援会と税金相談会。6月は10日(月)から14日(金)に
東大和民商事務所で開催します。ご利用ください。この期間が不都合で、他の日程で応援
を希望する方は遠慮なくご相談ください。
日本初の女子マラソンが東大和の多摩湖で!
東大和の多摩湖畔で、いまから35年も前(1978年4月16日)に日本で初の女子
マラソン大会が行われた(5月17日付東京新聞朝刊)の記事を見てびっくりしました。
東大和に住んでいる私はまったく知りませんでした。記事によれば、49人が参加し
多摩湖畔を三周するコースで行われ、46人が完走したそうです。男子のレースも同時
に行われ、198人が出場し、180人が完走。翌日のスポーツ新聞は、「マラソンは
女性向き、持久力は間違いなく上」と掲載したそうです。
このコースは森林のなかをぬっている素晴らしい道で、大勢の市民が、日常的にある
人は歩いて、ある人は走って、ある人は自転車で風をきって、非常に気持ち良く利用し
ています。堤防からは富士山も望め、春の新緑も、秋の紅葉もとてもきれいです。
記事によれば、東大和市は「女子マラソン発祥の地」の碑の建立を計画しているとの
こと。とりたてて名物はありませんが、東大和はとても住み心地良いまち・・・これが
東大和の自慢です。最近、様々な大型店が相次いで出店し、その他の影響もあいまって
住民の暮らしをささえている商店街や中小業者のお店や仕事場が減少し、住みづらくな
りつつありることが気になっています。
スポーツの歴史に残る素晴らしい1ページを、多くの市民で共有し、住み続けられる
まちづくりを強めていきたいと思います。
戸隠は20種類以上のお花畑で出迎えてくれました
5月19日(日)、第82回歩こう会が長野県の戸隠で行われました。朝5時に東大和を
ワゴン車2台に分乗して出発し、8時に戸隠森林植物園に到着。ミズバショウとカタクリ
の群生が出迎えてくれました。
8時30分駐車場スタート。東京では絶滅危惧種のシラネアオイが大きな花を咲かせて
お出迎え。戸隠奥社参道は道の両側でニリンソウがじゅうたんのように咲き、エンレイソ
ウ、ヒメイチゲ、アズマイチゲ、タチボスミレが競います。隋神門は静寂のなかにどっし
りとした存在感で出迎えてくれました。歴史を体で感じながら杉並木のなかを歩き奥社へ
心があらわれました。
森林植物園に入り、コブシの花嵐のお出迎え。道の両側がお花畑。鏡池では勇壮な戸隠
山と、それを包み込む春の紅葉に大歓声。林のなかでは白色のミズバショウと黄色のリュ
ウキンカが競い、さらに、フッキソウ、ネコノメソウ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、
ヒメイチゲ、ラショウモンカズラなど20種類以上のお花畑のなかを3時間歩きました。
距離6㎞、11人参加です。
美味しいお蕎麦をいただき、善光寺に立ち寄り、とても欲張りな歩こう会になりました
次回(第83回)は6月9日(日)に山梨県の笠取山を予定しています。シャクナゲを期待
しています。
労災保険、雇用保険の相談が増えています
雇用保険に加入したい、労災保険に加入したい、建設業の一人親方の労災保険に加入したい
従業員を雇ったので加入手続きをしたい、従業員が退職したので喪失届出と離職票の手続きを
お願いしたい、従業員が怪我をしたので病院の手続きをしたい・・・
4月、5月には労働保険の相談が増えますが、今週は特に相談がたいへん多くありました。
加入が義務付けられている労災保険と雇用保険ですが、保険料の負担が重い、加入する中小業
者の立場で気軽に、なんでも相談できる専門家がどこにいるのかが解らない、などの理由で少
なくない事業所が未加入でいます。
そんな悩みや問題を少しでも解決しよう、徹底的に加入する中小業者の立場から労災保険や
雇用保険を考えよう、手続きも限りなく簡単なものにしよう、と発足したのが東大和民商労働
保険事務組合です。
国の認可を受けて約40年になりますが、多くの事業所の労災保険や雇用保険の相談や手続
きをサポートして喜ばれています。労災事故は起こしてはなりませんが、万が一起きてしまっ
たら一大事。従事者が安心して、元気に仕事ができる職場づくりには労働保険は欠かせません。
お気軽に東大和民商にご相談ください。
第20回富士山麓わらび、山菜採りのご案内
山中湖が朝霧のなかから浮かび上がり、外輪山が朝日に照らされ、富士山が紅く輝き、
山ツツジがあちこちに咲き、ウグイスが鳴いている。キツネやシカと遭遇した方も居ます
こんな草原でワラビや山菜採りを毎年しています。日ごろの疲れがいっきに吹き飛ぶか
ら、山菜採りよりも、草原を歩き、草原に抱かれに行くという愛好者も多数です。昨年は
ワラビ、ウルイ、山ウド、ハンゴンソウなどを見つけることができました。
6月2日(日)午前2時に東大和市を出発し、現地に4時頃到着。日の出とともに草原に
入ります。問い合わせ、申込みは共済健康委員、又は事務局へ。
店舗新築工事にかかる損害賠償請求など新たに13件
東大和民商5月の法律相談会が5月15日(水)午後、東大和民商事務所で行われ、6人
が利用し、問題解決の道筋を相談しました。
引き続き、東大和民商110番員会が開かれ、先月以降9件の相談解決、終了を確認し
次いで、請負代金の未払い、7年以上前の商品代金支払請求、31年前に設定し、25年
前に債務が消滅している抵当権の抹消、深夜のカラオケ騒音、店舗新築工事にかかる瑕疵
損害賠償支払請求、貸室賃借人によるボヤ発生事件、連帯債務者への住宅ローン返済請求
給料の2ヶ月分未払請求、駐車場使用料9か月未払い、貸室賃借人死亡による契約解除、
宅配業者による器物損壊、住宅ローン債務の条件変更など13件の新しい相談と、継続し
ている65件の相談への援助を協議しました。
6月の法律相談会は、6月13日(水)午後、東大和民商事務所で開催致します。なお、
東大和民商は事務局が常時法律相談を受付けています。ご利用ください。
41%の事業所が売上減少、増加は13%の事業所
東大和民商は1992年から、毎年の春に、市内の中小業者を対象にした経営実態調査を
行っています。今年も、第22回経営実態調査が2月から3月の1ヶ月間に亘って行われ、
245事業所(市内中小業者の14%)が参加しました。以下、速報値をお知らせ致します。
対前年比で売上を増加させた事業所は13%で、建設業、飲食業、サービス業に目立って
います。
いっぽう、売上が減少した事業所は、全業種にわたり、5割以上減が8%、3~5割減が
11%、1~2割減が22%、全体では41%となっています。製造業は全事業所で減少、
小売業は84%で減少、サービス業、飲食業も5割以上が減少と回答しています。
売上の長期間の減少は仕事条件の悪化をもたらし、休みがまったく取れない事業所が4%
月2日が21%と働き続けている深刻な実態も見えてきています。また、本業だけではやっ
ていけない、と事業主や専従の家族がアルバイトをして稼ぎ、それで本業を守っている姿も
増えてきています。
中小業者は昼も、夜も市内にいる住民。障害者や高齢者、子供たちを見守るもっとも確か
な安心と安全のまちづくりサポーターです。中小業者が元気なまちづくりをみんなで考え、
みんなでつくっていきましょう。
住宅ローンの返済が滞り、競売や差押えを言われた!
売上、利益ともに下がったままで、住宅ローンの返済が遅れています。先ごろ、金融
機関から、このままでは競売や差押えになってしまう、と言われました。この間、返済
条件を引き下げ、なんとか返済を続けてきましたが、だんだん気持ちも落ち込んで、切
なくなってしまいます。という相談がありました。
相談者は、本業に加えて、アルバイトをして稼ぎ、条件変更で減額した住宅ローンの
返済を毎月続けていました。
真面目に、こんなに頑張りすぎるほど頑張って毎月返済を続けている人が報われなけ
ればならないのに、こんなに頑張っている人に追い打ちをかけるような悪政が加速して
いることに怒りを感じます。
毎月返済していること、いまこんなに頑張っていること、今後も返済を続けられるこ
と、自宅とお店があることで頑張れること、などを、様々な資料をつくって金融機関に
見えるようにしよう、強い想いを伝えよう、まだ逆転できる。守りに入るのではなく、
積極的にうってでようと話し合い、相談者と作業に入りました。