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自宅に大穴、深さは5メートルも。いったい、なんで

 ある日気づいたら自宅裏の建物の角に穴が開いていた。穴はとても深く、底が見えない。
建物を良く見るとヒビが入ってきてる。何が、何だか解らないけど、とんでもないことが我
が家で起きていることだけは確か。
 心配になったAさんは、翌日、町役場へ。たどり着いた担当課に説明し、係員がやおらも
ってきた図面は、とても古そうで、青焼きされたもの。昭和54年とあります。今から34
年前の道路位置指定申請図の写しでした。その図面には、私の敷地内に、簡単なしるしが書
かれていて、雨水そうとあります。穴の正体は、道路の雨水を取り入れる雨水槽だったので
す。深さは5メートルとありますから、底が見えなかったのも無理はありません。
 その雨水槽が、34年の歳月を経て、劣化、あるいは別な理由で上蓋、あるいは壁面が壊
れ、穴が開き、その穴が雨水の流入でさらに大きくなっている最中であることが解りました。
 早急になんとかしなければなりません。幅は2メートルの大きさです。上には建物が建っ
ていますので、簡単ではありません。町の担当者は、ご自分で対処して下さいと言いますが
ご自分で対処できるものではないでしょう。
 ところで、なぜ公道の雨水処理施設が個人の敷地内にあるのでしょう。東京都多摩建築指
導事務所に出向いて尋ねたところ、公道の雨水処理施設は、ほんらい公道のなかに設置され
るもの、なぜ個人の敷地にあるか解らない、34年も経っているので当時の書類はすべて処
分されていて解らない、という。
 役場の担当者も、都の専門家も、解釈していれば済むかもしれませんが、当事者にとって
火急に対処し、安心と安全を得なければなりません。相談者を応援します。