商品仕入代金を支払い済みにも関わらず、未払いとして支払い請求裁判を起こされた
Aさん。一審の簡易裁判所で既払いを四回にわたって説明しましたが、簡易裁判所の判
断は、相手方(弁護士)の言い分を認め、請求額と遅延損害金、訴訟費用も支払えという
完全敗訴の判決を受けました。
簡易裁判所の裁判官の判断(判決)はまったく間違っている、自分は弁護士に依頼する
お金は無いけれど、真実を明らかにしたい。と決意して、地方裁判所に、一審判決は誤
認です、と控訴しました。
地方裁判所で開かれた5回の裁判で、相手方弁護士にひるむことなく、Aさんは事実
経過を明らかにする書面、相手方の社長とのやりとりを記載した書面、取引先への調査
報告書などもつくり、正面から、堂々と、相手方の請求は二重請求であり、支払請求権
それ自体が無効で、訴訟は失当であることを主張し続けました。
その結果、裁判を起こした相手方が支払い請求を撤回する「和解」で裁判を終えるこ
とができました。Aさんは、裁判も初めて、法廷で話しをすることももちろん初めて、
でも仲間に助けられ、支えられて、一つの裁判所の判決を変えるという、とんでもなく
大きな結果も出せた、と喜んでいました。
第22回経営実態調査をしています
年に一回、この時期に行っている東大和民商経営実態調査が今年も行われています。毎年
東大和市内の300を超える事業所から調査票が出され、市内中小企業を対象とした経営調
査では最大規模の調査となっています。また、22年間連続して行っている中小企業調査は
もっとも長い期間の連続調査としても注目されています。
調査内容は、従事者、従業員数、売上比較、利益比較、仕事時間、資金繰りなどから、休
暇や健康診断まで多彩です。また、「いま困っていること」や「自社押し出しの工夫」など
記述式の問いもあり、それぞれの努力を交流して、お互いの商売、仕事を守る共同の取組み
にも活かせるようになっています。
東大和民商第22回経営実態調査は2月16日から始まり、3月15日までの1ヶ月間行
われています。アンケート調査にぜひご協力ください。
法律相談 駐車場料金を支払わずに駐車している者がいる
月極駐車場の借受希望があり、必要な契約書類を渡し、契約の約束の期日を待ちましたが、
来店がありませんでした。連絡先に電話すると、〇〇日に来店するという約束をするのですが
来店しません。ところが、車は、貸与を予定していた場所に駐車し続け、既に2ヶ月が経過し
ています。という相談が5日にありました。
相手方にどのような事情があっても許されることではないと思います。1.契約していない
無断駐車(違法駐車)であること、2.よって、この間の駐車に対して日割りの駐車料金に相当
する損害金の支払い及び迷惑料の支払いを求めること、3.直ちに車両を撤去すること、4.
期日を決めて、その日までに撤去しないときは、強制的に撤去する用意があること、5.契約
の意思があるならば、駐車場契約の用意はあること、などを記載した書面を、配達証明付郵便
(最寄りの郵便局の本局で取り扱います)で送りましょう。
また、車両には、同趣旨記載の張り紙をして、その状態を写真(日付が入る物が望ましい)で
記録して置きましょう。
なお、契約する場合は、この間の事情を詳しく聞き取り、納得できたら契約するということ
になると思います。
第82回健康診断の申込みを受付けています
東大和民商第82回健康診断会が3月25日(月)から4月6日(土)の2週間に亘って
開催されることが、共済健康委員会から発表され、申込みの受付けが行われています。
この機会に、ご家族、従業員むこざって健康診断をお受けください。基本健診として
問診、身長、体重、視力、聴打診、聴力検査、血液検査、肝機能検査、尿検査、脂質検
査、糖尿病検査、胸部レントゲン、心電図を行い、健診結果表が交付されます。
その他に、オプション科目として前立腺検査、体脂肪検査、骨密度検査、乳がんマン
モグラフィ、内脂肪検査があります。
健診は立川相互ふれあいクリニック(立川市)、大南ファミリークリニック(武蔵村山
市)の2ヶ所から選択できます。検診日もこの期間であれば自由選択できます。それぞれ
午前8時45分から11時となっています。
民商共済加入者には、「健診補助金」がありますので、さらに安価となっています。
健康診断の問い合わせ、申込みは、班世話役(班長、副班長)、支部役員、婦人部役員、
又は事務局にどうぞ。
第16回ボウリング大会参加申込み受付中です
今月(3月)21日(木)に開かれる東大和民商第16回ボウリング大会の参加申込みの
受付けが各支部、婦人部、事務局で始まっています。会員、全国商工新聞購読者の皆さん
ご家族、事業所ぐるみで、大勢で参加下さい。
大会は、午後1時スタートの昼大会と、午後7時半にスタートする夜の大会の2つが
あり、2ゲームの個人戦と団体戦を楽しみます。貸靴、パン、飲み物が付いて参加費は
御一人1800円です。
今回は、東大和民商創立40周年記念大会も兼ね、実行委員会は昨年以上の賞品を用
意して参加者を迎えようとはりきっています。
ボウリング大会の会場は、東大和市駅前のビッグボックス。スタート30分前が集合
時間となっています。皆さんの御申込みを待ってま~す。
3月(第80回)歩こう会は笹子雁ケ腹摺山を歩きます
2月10日の第79回歩こう会はいつもよりぐっと少ない7人で、奥多摩の鳩ノ巣から
御岳山を歩きました。既に、東、南1、南2、西の4コースを歩いていますので、今回は
北側から入ります。
朝7時東大和出発。鳩ノ巣駅駐車場に車を置いて8時に歩き出し、早々に福寿草の出迎
えを受け、今日は良いことあるぞと歓声。雪を期待していたところ、予想どおり大楢峠か
ら銀世界となり、アイゼンを装着。歩こう会2度目の雪道を、ワイワイガヤガヤと歩き、
御岳山へ。御岳神社の長い階段がたいへん辛い登りとなりました。
大展望広場に戻り、遅い昼食。皆さん良く食べ、1時間の大休憩となりました。下山は
予定を変更し、大塚山から古里へ降りるコースを選択。ここも一面が銀世界。雪道を存分
に味わい、4時5分の、1時間に一本の電車で鳩ノ巣へ帰り、帰路、河辺駅の温泉梅の湯
で汗と疲れを流して帰りました。14㎞、7時間でした。
3月の歩こう会は、3月24日(日)に、山梨県の笹子雁ケ腹摺山を、笹子トンネルから
往復します。富士山の眺望が素晴らしいところです。朝6時出発予定です。
確定申告応援会第2週も利用者が100人を超えました
2月25日(月)から、3月1日(金)に行われた東大和民商確定申告応援会第2週の利用
者も、第1週に続いて100人を超えました。今週も、書き上げた申告書の点検に来訪し
た人、青色決算書を持参し、65万円控除が取れるかどうかを相談に来所した人などに交
じって、初めて確定申告をする人、領収書の仕訳を応援して欲しいと来所した人など様々
皆さんが来所しています。
確定申告応援会の会場は、主催する東大和民商支部の役員が、お茶や飴などを用意し、
和やかに、温かく、同じ業者仲間として迎えています。申告書を書き上げると、大仕事を
仕上げて皆さんホッとするのか、談笑のひとときを過ごしているのが微笑ましく思います
東大和民商確定申告応援会はいよいよ第3週の後半に入ります。第3週は、3月3日の
日曜日から8日の金曜日までの6日間開かれます。儲かっていないからと申告を諦める話
し、やり方が解らない、もう間に合わないと申告を諦める話しが聞こえてきています。
申告をしないことを無申告、申告期限の3月15日を過ぎて確定申告書を提出すること
を期限後申告と言いますが、無申告も、期限後申告も商売、仕事を続けていくうえでは大
きなマイナスとなります。税務調査が入ったときにはとても不利な状況から出発すること
になります。まだ2週間あります。東大和民商が応援しますので、3月15日までに申告
書を作り上げて、提出していきましょう。
共同の取組み 消費税増税反対国会請願署名広がっています
連日開かれている東大和民商確定申告応援会のなかで、政府が決定し、来年予定している
消費税増税反対の国会請願署名が話題になっています。
東大和民商が今春、あらためて『増税反対の声を国会に届けよう』と署名の推進を呼びか
けたもので、民商会員や全国商工新聞購読者を通じて、署名用紙が友人知人へとどんどん広
がっているそうです。
お店や事務所に署名用紙を置いて、お客さんに署名を呼びかけている人、署名用紙を持ち
歩いて署名を呼びかけている人、などなど、増税反対の声を集める方法は様々ですが、皆さ
んいちように、『みんな、増税に反対、と言って署名するよ』と共通しています。
消費税は、日本にある50種類の税金のなかでもっとも課税範囲が広いだけでなく、収入
の無い子供やお年寄りからも容赦なく取り立てる世界一の悪税。すべての商品やサービスに
課税していることから、物価に大きく影響し、低所得者ほど負担が重いことから、貧困と格
差を広げる税金とも言われています。
こいなひどい消費税を増税したら庶民の仕事も、暮らしもとんでもないことになってしま
います。署名用紙はいくらでも用意致します、東大和民商にご請求ください。また、お手元
でどんどんコピーして増やしていただいても結構です。署名を呼びかける人、声を集める人
をどんどん増やして、税金の取り方、税金の使い方をみんなで考えていきましょう。また、
声を国会に届けていきましょう。
金融相談 店舗改装のための設備資金を借りたい
2月27日の東大和民商確定申告応援会に参加し、確定申告書を書き上げた料理飲食
業のAさん。『申告書の書き込みが終わってホッとした。じつは、お店を改修をしたい
ので、借入をしたいので紹介して欲しい』と相談がありました。
相談員は、Aさんは以前東京都保証協会の制度融資を利用して、現在返済中だから、
返済中が一番良い。いま申込めば借入の実績、そして、返済の実績が活きるから、東京
都保証協会に申し込んだらいいですよ。それに、東京都や国(日本政策金融公庫)、東大
和市などの制度融資が一番金利も低いし、安心です、と助言しました。
それから半日後、Aさんから、電話で申し込んだら快い対応だった。見積書と確定申
告書の控えと収支を持参してくれれば、話を前にすすめてくれると言ってくれた。貴方
の言うとおりだった。資料を準備するから、申込みも応援して欲しい。借入を実現して
店を良くして、商売もがんばる。と元気な報告と連絡がありました。
経営相談 株式会社にして、さらに仕事を大きくしたい
東大和民商が毎月開催してる経理応援会を利用して一年間の経理をすすめてきたAさんは
2月26日に、東大和民商確定申告応援会を利用して、平成24年度の確定申告書を書き上
げました。
確定申告書を書き上げたAさんは、現在の個人の形態を、法人にして、さらに信用も高め、
業績を伸ばしたい、と株式会社設立の構想を披露し、会社設立の応援をして欲しいというこ
とになりました。
早速、株式会社の名前から相談。株式会社を先に付けるか、後に付けるか。本店はどこに
置くのがベストなのか。どのような仕事をする会社にするのか。資本金はいくらにするのか
出資者は、取締役を何人にするか、誰にするか、自由に選択できる決算期をいつにするのか
などなど、相談にのっていて元気が出る、楽しいひと時になりました。
公証人役場で認証を受ける「定款」の構想もまとまり、法務局にする「登記」の手続きの
段取りも見え、Aさんにとっては新たなスタートなる確定申告書づくりの一日でした。