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エッ、契約解除の申し出から、契約解除までに15ヶ月

 一昨年秋に来訪したA社の社員。応対した80歳代の年寄りに、契約しないとテレビが
見られなくなると説明。あまり見ないテレビでも、見られなくなっては一大事と契約しま
した。このときの説明は、ふだん聞いたことのない言葉が次々とでて、まったく解りませ
んでした。ただ一つ、テレビが見られなくなったら困るということだけでした。
 数ヶ月が経ち、毎月の費用負担が重くなり、また、その後に耳にした情報に寄れば契約
は必要なかったことを知り、昨年2月に契約を解除しますと通知。ところがその後も預金
口座から毎月利用料金が引き落とされていることに気づき、何度も契約解除の連絡をしま
したが、いっこうに契約が切れない、と相談がありました。
 契約解除という大事な法律行為は電話などではダメですよ。とご一緒に、この間の経過
を含めた契約解除通知書を作成し、送りました。数日後、解除の連絡は何度もあったが、
その都度当社の説明で解除しないことになったと予想通りの回答。再度、それは事実では
なく、真実は昨年2月に契約は解除されていること、3月以降に徴収した料金は返還する
こと、この契約で信用情報に傷が付き、損害が発生した場合は損害賠償請求も考える旨の
書面を送りました。その数日後、契約は解除されました。
 (3月以降の不当利得金の返還請求は続きます)

自分たちが考えている方向とまったく反対に動いている

 店舗新築工事にかかる工事瑕疵の損害賠償請求の裁判をすすめていたら、自分たちが
考えている方向とまったく違う方向に走り出し、気が付いたら裁判は終わりに近づいて
いることに気づきました。裁判の方向は変えられないでしょうか。
 こんな相談が昨日(25日)にありました。弁護士に最初から相談し、現在も担当して
いるそうです。弁護士が付いていながら何故に・・・と思いながら詳細を聞いていくと
弁護士と依頼者の間の打ち合わせが極端に少ないこと、弁護士はいま裁判がどのような
状況にあり、何が争点になっているのか、そして、いま何をしなければならないのか、
先の見通しはどうか、などなどの説明を殆どしていないことが解りました。
 裁判の資料も依頼者に十分に渡されていないことも解りました。何よりも、裁判をす
すめるにあたっての弁護士の役割と分担、依頼者の役割と分担がまったく説明されてい
ないことも解りました。これでは、依頼者の意向と180度違う内容になることもあり
得るな、と思いました。
 理解も納得もしないで裁判をすすめることはとても危険です。次の裁判(5月初旬)の
延期を弁護士、裁判所、相手方弁護士に早急に申し出ること、弁護士が同意しなかった
場合は、裁判当日に出向き、法廷で直接に裁判官と相手方弁護士にいまの思いを説明し
若干の時間を必要としていることを話しましょう。そして延期で確保した時間を使って
裁判を検証しましょう、と2つを提案しました。

債務弁済終わっているのに抵当権まだ残っている

 31年前に借入金の返済が終わっているのに、自宅の土地と建物に抵当権が設定された
まま残っている・・・。小売業のAさんが偶然に見た自宅の登記簿謄本で気が付き、東大
和民商に相談です。Aさんの自宅に付いていたのは「根抵当権」でした。
 この抵当権は、金融機関が推奨する抵当権設定の方法で、良くみかけます。債務の返済
が終わっても、次の借入を想定して抵当権をそのままにしておく方法です。しかしAさん
はそのような説明を受けておらず、借入金返済終了と同時に金融機関が抵当権を抹消する
と考え、気にもしていなかったそうです。早速、必要書類を金融機関に請求し、無事に根
抵当権を抹消しました。
 この事例を毎週発行している東大和民商週刊ニュースに掲載したところ、Bさんから、
私も心配して登記簿謄本見たら抵当権がついたままになっている。Cさんからも、抵当権
が残っている、Dさんからも、抵当権が残っている、と相談がありました。
 Bさん、Cさん、Dさんの自宅に付いていたのは「抵当権」でした。抵当権は債務弁済
が終了した段階で抹消しなければならないもので、それぞれの金融機関が丁寧な説明をし
ていれば防げたものでした。
 早速、抹消の準備に入りましたが、根抵当権も、抵当権も何らかの事情で不動産の登記
をする必要が生じた場合はとても困ることになります。皆さんの土地、建物は大丈夫です
か、滅多に登記簿謄本を見る機会がありませんが、この機会に一度ご覧ください。

5月の経理応援会と税金相談会は13日から17日

 東大和民商5月の経理応援会と税金相談会は、5月13日(月)から17日(金)の一週間
東大和民商事務所で開催致します。どうぞ、誘い合わせてご利用ください。
 領収書など資料の仕訳、入出金・振替伝票の起票、現金出納帳簿の記帳、その他補助簿の
作成、月次試算表づくり、棚卸など応援します。パソコン経理も応援しています。
 確定申告で還付申告した方は税金が戻ってきましたか。また、この時期は税務署から様々
なお尋ねや資料の提出を求める連絡も多数行われています。内容をしっかり確認して対応し
ていきましょう。
 法人の設立、変更の登記などの相談も増えてきています。来所できない方はお電話でご相
談下さい。

労災保険、雇用保険の加入で従業員も安心ですね

 従業員を増員採用したから、雇用保険の手続きをお願いします、とAさんから。連絡を
受けて東大和民商の労働保険事務組合が早速手続きを済ませました。Aさんの事業所は、
労災保険と雇用保険にしっかり加入できていることから、従業員の確保もスムーズにでき
ているそうです。
 同じ日にBさんから、従業員が仕事中に足を滑らせ、けがをしてしまった。いま病院に
行っているが、労災保険の手続きをして欲しい、と連絡があり、東大和民商労働保険事務
組合が早速労災保険の手続きに入りました。Bさんは、労災保険を東大和民商に勧められ、
入っていて良かったよ。と言っていました。
 

交通事故など9件の相談を解決、終了しました

 4月17日(水)午後、東大和民商事務所で、4月の東大和民商法律相談会と110番
委員会が開かれました。
 法律相談会には2件、7人の皆さんが来所、利用し、弁護士や東大和民商110番委
員の助言を受けました。
 次いで開かれた東大和民商110番委員会は、先月以降9件の相談解決を確認。続い
て、店舗水漏れ事故、訪問による契約、交通事故、住宅ローン契約の火災保険契約、病
院の医療過誤、住宅ローン滞納による競売と残債務整理、行方不明の家族、生活保護、
賃料滞納を理由にした賃貸借店舗契約解除など9件の新しい相談と継続している65件
の法律相談の援助を協議しました。
 次回、5月の法律相談会は、5月15日(水)午後、東大和民商事務所にて開催します
なお、東大和民商では事務局が日常的に法律相談を受付けています。ご利用ください。

事業所で企画した、事業所の健康診断応サポートします

 東大和民商は、経営対策の一つとして健康の取組みをとても重視しています。年3回
以上の健康診断を用意し、他に、大腸がん検診、健康教室、健康増進のいくつものリク
リエーション、毎月の歩こう会など多彩です。
 先ごろも、3月25日から4月6日の2週間、第82回健康診断を取組み、多くの事
業所が利用しました。このような取り組みが効果をあげ、健康診断を受ける事業主、家
族、従業員が増え、主管する共済健康委員会の励みにもなっています。
 また、近年は、事業所が企画した健康診断のサポートも行っています。先ごろも市内
のA事業所から、『会社として健康診断を企画したい。4月から5月は仕事が一息つけ
るので、この間に従業員全員の健康診断をしたい』と相談がありました。
 早速、東大和民商と提携している医療機関の一つの、大南ファミリークリニック(武蔵
村山市)と連絡を取り合い、健診の受付体制を確立し、4月から5月の1ヶ月間で従業員
15人全員の健診ができるようになり、第一陣の3人の健診が16日に行われました。
 A事業所の健診は一日でするというやり方ではなく、数人づつ、仕事のやりくりができ
るグループをつくり、一ヵ月の間に随時に健診するやり方を採用しました。この方法をと
ることで、全員の健康診断が可能となり、喜ばれています。
 健診の時期、健診の仕方、健診の科目など、事業所の希望にそって組み立てることがで
きます。東大和民商にご相談ください。
 

4月の歩こう会は多くの花に出会うことができました

 第81回歩こう会が4月14日(日)、埼玉県秩父市の蓑山で行われました。今回は、突然
行けなくなった人が数人でて、8人の参加でした。当初は、山梨県大月市の雁が腹摺山が予
定でしたが道路規制延長で断念。急遽、神奈川県山北町のミツバ岳を下見したところ、砂地
の急登。しかもミツマタの花は例年より2週間早く終わっていましたので、これも断念。
 当日の出発時に数か所の候補から協議という、歩こう会はじまって以来の珍事で蓑山と決
まりました。西武秩父駅前に車を置き、秩父鉄道で皆野駅へ。道標にそって登山口へ。市街
地の家々には多くの花々が咲き乱れ、何度も足を止め、見入りました。
 山には多くの花が咲いていました。中腹から桜の群生の出迎えを受け、一同大歓声。秩父
の山々を眺めながらの桜の花見は心にやきつきました。ツツジも咲きはじめていました。
 山頂広場でゆっくり昼食し、途中スミレ、イカリソウなど多くの花畑にも出逢い、和銅露
天掘り跡を見学し、和銅黒谷駅に降り、秩父仲見世通りで買い物し、武蔵村山のカタクリの
湯を楽しんで帰りました。
 次回第82回歩こう会は、5月19日(日)、長野県の戸隠森林植物園と戸隠神社を歩きま
す。ミズバショウを期待しています。

参加者5000人、増税中止を求める署名は30万人

 4月11日(木)、都内日比谷公園の野外音楽堂で開かれた、消費税大増税の中止を求める
国民集会に東大和民商は5人が参加しました。開会時間の正午に会場に着き、運が良く舞台
の正面に空席を見つけて座りました。松元ヒロさんのパフォーマンスは、私たちの言いたい
こと、考えていることをズバリ表現してくれ、痛快でした。機会があったら東大和にお招き
したいと考えました。
 開会あいさつに続いて、集会呼びかけ人を代表して挨拶された弁護士の宇都宮さん、ジャ
ーナリストの斉藤さんの消費税は日本の社会、財政を壊している、そんな消費税を増税など
したらとんでもないことになる、なんとしても増税を止めよう、という訴えはまったく同感
でした。
 続いて行われた国会議員の挨拶。壇上に居るのは共産党の議員4人だけ。先の衆議院選挙
で消費税の増税を公約した議員は一人もいません。それどころか、多くの候補者は増税に批
判的だったはず。当選して、議員になってしまえば何でもできる、何をしても良いという風
潮は許してはならないと思います。
 議員を代表して挨拶した志位さんの挨拶はほんとうに信頼できる政治家集団と思いました
でも、共産党議員だけでは人数が足りず、増税を止められません。国会の外で、地域で、増
税を許さない強い世論をつくらなければ、と決意新たにして帰りました。

経理も、建設業許可も、労働保険もサポートしますよ

 建設業の都知事許可を得ている建設業のAさん。先ごろ法人の決算書を税務署に提出し、
前期の決算が終わりました。決算が終わると、建設業許可にかかる変更の手続きが必要な
ことから、変更申請書の準備をすすめ、東京都に提出し、建設業許可の変更も無事終わり
ました。
 一つ、一つの手続きを確実にすすめているAさんは、次に、労働保険(労災保険と雇用
保険)の見直しに入りました。雇用保険の充実を考えているそうです。働くものの環境を
整え、充実することで経営力を高めたい、とAさんは言っていました。
 商売を守り、伸ばす経理も、建設業の諸手続きも、労働保険の諸手続きも東大和民商が
しっかりサポートしていきます。Aさん、厳しい経営環境が続いていますが、いっしょに
頑張って、商売、仕事を守り伸ばしていきましょう。