6月21日(日)、宮城県松島町での仕事を終え、名取市、岩沼市、相馬市というように
海岸線を南下し、福島県富岡町の福島第二原発地域まで、被災地の復興の様子を4時間の
駆け足でまわりました。
どの地域でも海岸線から内地に向かって数キロメートルの土地がまったく利用できない
状態となっていたこと、そこに住み、暮らしをしていた人たちの暮らしが見えないという
ことを感じました。
福島県の状況はとても深刻でした。南相馬市、浪江町、双葉町では4年前の震災で時間
が止まった状態で、地震で壊れた建物はそのまま、すべての生活用道路が封鎖され、警備
員が立ち、人家には灯りがない・・・・想像を超えた、原発は絶対にやめなければならな
いという、言葉では言い表せない怒りが込み上げてきました。
地震と津波の被害は甚大、深刻で、復興はこれからと感じましたが、原発地域は、原発
事故によって取り返しのつかない状態となり、原因者である東電は、住民と本気で向き合
い、責任ある対策をしているとは感じられませんでした。