変な葉書が届いた、と市民から相談がありました。
民事訴訟最終通告書、事件番号・・・、なる葉書。書面は、貴方に対し
訴状が提出され、本通達の後に裁判が開始される旨の記載があり、このま
ま連絡なき場合、原告の主張が受理され、裁判所の認可を受けた執行官に
より、現預金、有価証券、動産及び不動産の差押えを強制的に執行させて
いただきます・・・とあります。
裁判において、「原告の主張が受理」ということはありません。また、
「裁判所の認可」もありません。そもそも「強制的に執行」とありますが
ほんらいの執行は法律に基づく執行ですから、これもおかしい。
差出人は、民事紛争相談センター、住所は、千代田区霞ヶ関1丁目1番
地3号、とありますが、「民事紛争相談センター」なる公的機関はありま
せん。
大きな事件、あり得ない出来事が毎日多発し、おかしな最近になってき
ていることに乗じた詐欺集団による葉書と思われます。気を付けましょう。