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住民税滞納で唯一つの生命保険差押えられた

 市役所から送られた手紙を開封してびっくり。一つしかない生命保険を
差押えたという「差押調書」が入っていました。理由は住民税の滞納。
 収入が減り、一年の間に亘って納税できなかったそうです。差押手続き
に至った最大の原因は一年の間一度も納税しなかったこと。この間、少額
でも毎月納税し、納税の意思と、納税の事実を積上げ、あわせて、納税の
相談を繰り返し行っていたら差押にはならなかったと思われます。
 市の対応にも残念なことがありました。相談者は督促を受け、納税相談
に窓口に出向きましたが、少しづつの分納の話はまったく受付けず、遅れ
ている分すべての一括納税を相談者に強く迫ったそうです。
 規定の納税ができない相談者が、遅れた分を一括で納税できないことは
誰の目にも明らかで、杓子定規の対応が結果として新たな問題を引き起こ
し、より深い問題へと発展させていることです。
 滞納者の仕事や暮らしに正面から向き合い、滞納者の生活に希望がもて
より積極的な納税者にしていく姿勢が求められていると思います。