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今日いいですか? はだめですよ

 何の連絡もなく、突然税務署員が訪れて、『今日、税務調査したいのです』と来たら
皆さんはどうしますか。と小売店を経営しているAさんから相談がありました。
 ふだんどおりに店を開け、今日もがんばるぞ!、と予定の仕事をしていたら、ドアが
開き、『立川税務署です。税務調査に来ました。』と入ってきたそうです。
 お客さんと思い、喜んだのも束の間でした。税務調査ともなれば何時間もかかり、予
定していた一切のことができなくなり、お客さんへの配達もできないことになります。
 税務調査という大事なことを、事前に連絡し、相手の都合も聞かないで、突然に訪問
しても、対応できる経営者は少ないでしょう。いま、長引く景気低迷でまちの中小業者
の多くが深刻な経営危機の状態にある現在、少しの時間も無駄にしないで売上をあげる
手立てと利益をあげる工夫をしなければつぶれてしまいます。
 税務署はこのように深刻な中小企業の実態をつかんでいないのでしょうか。それとも
自分たちの職務だけすすめば良いと考えているのでしょうか、と考えると残念でなりま
せん。
 Aさんは、突然来られても応対できない。仕事の都合をつけて時間を取るから、後日
連絡します。と丁重にお断りしたそうです。税務署員氏は、それでも、4月〇日と日を
指定して何度も、しつこく粘ったそうです。
 Aさんは毎年期限内にしっかり、きちんと申告している人です。こんなAさんに、調
査の理由も示さないで、税務署の一方的な都合の日程で税務調査をさせろ、式のやり方
をしていたのでは、税務署はますます嫌われてしまいますね。