8月23日(土)午後、中央公民館で開かれた、戦争体験を語り伝える会の映画とお話の会
に参加しました。会場いっぱいの50人を超える市民が参加していました。
最初に、国策としてすすめられた「満豪開拓青少年義勇軍」を取り上げた映画「蒼い記憶」
を見せて頂きました。太平洋戦争末期に、ときの政府が、全国の少年に向けて満豪開拓義勇
軍をつのり、自治体や教育者がいったいとなって子供たちに参加を呼びかけ、満州に送り出
した真実。ところが、彼らは、極寒の地で、命を懸けて開拓しているそのときに、関東軍は
先に逃げ、その結果取り残され、悲惨な事態になったことが解りました。
映画終了後、家族が満州鉄道の仕事で赴任していた満州で生まれた方と、国策で進められ
た満豪開拓団に村をあげて協力し、満州に6歳で赴いた山梨県の方のお2人の話を聞くこと
ができました。
お2人とも、関東軍が逃げた後に、日本に帰るために、言葉では言い表せない体験をいく
つもし、家族を亡くして、いまがあること、中国の人は、取り残された子供たちをしっかり
守り、学校にも通わせていた事実、などを知りました。
2度と戦争をさせてはならない、戦争をした上層部の自分たちは戦地に行っていないこと
を告発しなければならないこと、などなどを痛感しました。