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一つの提案の検討ではなく、いくつもの視点から検討を

 最近10年間の業績をふりかえり、資金繰りの見直しをB銀行の担当者に
相談したAさん。B銀行から示された案は、現在ある借入金残債の全額をB
銀行から新たに借入れて返済し、返済期間を2倍に延長するという案でした。
 この方法ですと、毎月の返済額は3分の2に減額されて、飛びつきたい案
ですが、精査すると、返済は80歳を超えても続き、加えて別に保有する資
産に抵当権も付いてしまいます。万が一の保険の新契約も考えなくてはなら
なくなり、出費が増えることも解りました。もっとも大きな問題は次の資金
繰りがとても窮屈になるということが解ったのです。
 B銀行の提案を検討するなかで、まったく別な資金繰りの方法があること
も発見しました。その方法では、毎月の返済額をB銀行案と同程度に減額で
きるだけでなく、借入金も大幅に減額することができます。また、万が一の
相続税の対策にも役立つという方法でした。
 一つの提案の検討だけで決断するのではなく、様々な角度から検討を加え
てみることはとても大事なことですね。