財産を差押える旨の書面が届いた、生命保険を差押えられた、など所得税や
消費税などの国税、国民健康保険税や住民税などの地方税の滞納処分の相談が
増えてきています。
新聞では、生活費の預金が差押えられ、残金がゼロになった(東村山)、あま
りにも冷たい職員の対応に抗議の自殺(武蔵村山、幸い木の枝が折れ未遂に)な
どの事件が報道されています。
納税が遅れている人にはそれぞれ納税できなかった深刻な事情があり、その
深刻な事情をいっしょになって解決してあげなければ滞納は解決できません。
強圧的な納税指導や財産差押は、滞納者の生活を破壊し、今後の納税を役所
の側からできなくするものであり、建設的ではありません。
滞納者が生活できるように援助していく、滞納者はたとえ少額でも毎月納税
しながら解決の道を探っていくことで滞納問題は解決できると思います。