事業所が負担する保険料を年々引き上げ、深刻で、長期に続く経営難のなかで
加入したくても社会保険に加入できていない中小零細の法人社に対し、年金事務
所や東京都などが、5月15日までに加入続きをしないとペナルティを課す旨の
書面をいっせいに送っていることが話題となっています。
確かに、法人社の社会保険加入は義務付けられていますが、実際に、加入した
くても加入できずに苦悩している中小・零細な法人社に、義務だから手続きせよ
という一方的なやり方では問題は解決できないと思います。
現に、現在社会保険に加入している中小・零細な法人社から、社会保険料が納
入できない、という納入と滞納の相談は後を絶ちません。
それぞれの経営が継続し、成り立ち、希望をもって社会保険に加入、継続できる
施策と援助との両輪の指導こそがいま必要だと思います。